【警察官*警視庁】苦手でも安心!論文の書き方を基本から解説!

コラム

こんにちは!
論文解答ライブラリーの編集長です!

警察官採用試験の勉強おつかれ様です。

このブログは、論文試験の「定番テーマの模範解答」を一挙に公開するブログです。
おそらく日本初。
試験本番で「このブログを読んでおいてよかった!」と思ってもらえると嬉しいです。

この記事では、論文試験の対策法を解説します。
論文が苦手な人も安心してください。
合格レベルの答案を書けるよう、丁寧に解説していきますね。

 

【警察官*警視庁】論文対策の「基本編」

【警察官*警視庁】論文の「配点」

まずは、論文試験の配点を確認します。
配点を公表している警察のデータがこちらです。

教養試験 論文試験 面接試験
青森県警 80点 40点 175点
宮城県警 100点 100点 200点
茨城県警 120点 60点 240点
栃木県警 100点 50点 350点
埼玉県警 100点 100点 300点
富山県警 100点 40点 240点
石川県警 100点 100点 1200点
岐阜県警 100点 200点 800点
静岡県警 100点 50点 600点
鳥取県警 150点 200点 500点
岡山県警 100点 100点 340点
徳島県警 100点 30点 120点
愛媛県警 50点 30点 75点
佐賀県警 160点 100点 300点
大分県警 120点 50点 300点

論文試験の配点は、教養試験の0.5倍~1倍の警察が多いようです。
配点を公表していない警察も、同様の傾向があると推測されます。

ただし、これを見て「教養試験よりも重要性が低い」と考えるのは早計です。
なぜなら、論文試験は採点による得点差が大きくなりやすいからです。

たとえば、50点満点で5段階評価の場合、1段階評価が変わると10点の得点差がつきます。
これを教養試験(100点満点・50問)で巻き返そうとすると、5問多く正解しなければなりません。

これがどれだけ大変なことか、かんたんに想像できますよね。
論文試験の対策はおろそかにできません。

*論文試験の配点は教養試験の0.5倍~1倍
*論文試験は採点の得点差が大きい

 

【警察官*警視庁】論文の「文字数・時間」

次に、論文試験の文字数と試験時間を確認します。
もっとも一般的なのは、60分・800文字です。
90分・1,200文字の場合もあります。
まれに1,500文字や文字数無制限の場合もありますが、かなり限られます。
警視庁は80分・1,000字です。

60分の試験時間の場合、時間配分はこのようになります。

ステップ 時間配分
①課題を熟読する。 2分
②主題を考える。 3分
③答案構成を考える。 10分
④実際に文章を書く。 40分
⑤答案を読み返す。 5分

実際に文章を書ける時間は、40分くらいしかありません。
しかも、採点者が読みやすいよう文字を丁寧に書く必要があります。

事前に論文対策をしておかないと、試験時間内に答案を書き上げるのは難しい。
試験本番で「頭が真っ白になって、原稿用紙の半分も埋まらなかった」とならないよう注意しましょう。

*試験時間60分・文字数800文字が一般的
*試験時間はかなり短い

 

【警察官*警視庁】論文の「定番テーマ」

続いて、過去によく出題されている定番テーマをおさえましょう。
テーマは大きく4つに分類されます。
犯罪・交通事故・警察組織・自分自身の4つです。

【犯罪】テーマ

特定の犯罪について、課題や対策を問うテーマです。
近年は、特殊詐欺・サイバー犯罪・子どもや女性が被害者となる犯罪が頻出。
とりわけ、安全・安心な社会の実現はもっとも重要なテーマです。

【交通事故】テーマ

犯罪テーマと同じように、特定の交通事故について対策を問うテーマです。
飲酒運転・歩行者事故・高齢者による事故などが代表例。

【警察組織】テーマ

警察官や警察組織のあり方を問うテーマです。
なかでも、警察官に求められる倫理観はよく出ます。
また、警察組織のデジタル化や地域との協働も近年注目されています。
テーマの背景を知らないと答案を書けないので注意が必要です。

【自分自身】テーマ

自分自身の経験や抱負を問うテーマです。
志望動機・困難を乗り越えた経験の対策はぜったいに外せません。
面接試験でも問われやすいテーマです。

*定番テーマは犯罪・交通事故・警察組織・自分自身の4つ
*定番テーマは決まっているので、事前の対策が重要

 

【警察官*警視庁】論文の「評価基準」

最後に、論文試験の評価基準を紹介します。

1つ目の評価基準は「人柄」です。
受験者の熱意と適性を評価します。
警察官に本気でなりたいという強い熱意が感じられるかどうか、警察官に向いている行動力・性格を持っているかどうかが見られます。
熱意や適性が評価されるのは、他の公務員試験と大きく異なるポイントです。

なぜ警察官の場合、熱意と適性が評価されるのか。
それは、警察官の仕事を考えれば分かります。

警察官の仕事は、トラブルが発生している現場で行われます。
助けを求めて交番に駆け込んできた人を落ち着かせ、臨機応変に判断・行動しなくてはなりません。
ときには、凶器を持った犯人に対して、臆することなく立ち向かわなければならない場面もあります。

犯罪を許さない正義感、住民に対する思いやり、体がまず一歩前に出る行動力を兼ね備えている人材を、どこの警察も必要としているのです。

したがって、答案を書くときは、「前向きな姿勢」「丁寧な文字」を心掛けることが重要です。

2つ目の評価基準は「文章力」です。
文章の形式と内容を評価します。
形式面では、誤字脱字や語彙の不足など、標準的な文章力があるかどうかが見られます。
内容面では、課題を正確に理解して答えているか、論理的な文章が書かれているかどうかが見られます。

文章力が評価されるのは、やはり警察官の仕事と関係しています。

警察官になると、調書をとったり公的書類を作成する機会がたくさんあります。
また、供述調書は裁判でも重要な証拠となる文章です。
こうした文章を作成する際に、誤字脱字が多かったり、相手の話している意味を正確に理解することができなければ、業務に支障をきたしてしまいます。

とはいえ、受験生にハイレベルな文章力は要求されていません。
警察官が書く文章は、警察学校でノウハウをしっかりと学ぶからです。
採用試験で求められる文章力は、「警察学校で訓練すれば大丈夫そうだ」と思われるレベル、つまり高校程度の標準的な文章が書けるレベルでよいのです。

したがって、答案を書くときは、「与えられた課題を熟読」「論理的な構成」を心掛けることが重要です。

*評価基準①人柄:熱意と適性
⇒答案は「前向きな姿勢」「丁寧な文字」を心掛ける
*評価基準②文章力:形式(正しい日本語)と内容(論理的な文章)
⇒答案は「与えられた課題を熟読」「論理的な構成」を心掛ける

 

【警察官*警視庁】論文対策の「実践編」

【警察官*警視庁】論文の「対策の流れ」

まずは、論文対策の流れを順番に解説します。

①素材を集める

答案を書くための素材を収集します。
日頃から新聞やテレビで、関心のあるテーマに目をとおしておきましょう。

犯罪動向については、新聞だけでは情報収集が困難です。
警察白書や犯罪白書をざっくりと読んでおくのがおすすめです。
細かなデータを記憶する必要はないので、大まかな傾向や問題となっている事例をおさえておきましょう。

自分自身のテーマについては、志望動機や困難を乗り越えた経験の準備が欠かせません。
事前に文章にまとめておいてくださいね。

ここで集めた素材は、論文はもちろん面接対策になります。
面接試験は配点が圧倒的に高いので、手を抜かずに対策する必要があります。

②答案の書き方を学ぶ

論文の答案は、ある程度決まった書き方があります。
論理的な構成にするための書き方です。
たとえば、犯罪テーマであれば、定義・重大性・課題・解決策・まとめの順番で書きます。

こうした書き方を知らず闇雲に答案を書いてしまっては、合格が遠のいてしまいます。

書き方を勉強する方法はいくつかありますが、予備校を活用することがもっとも効果的です。
予備校といっても、高い授業料を支払って指導を受ける必要はありません。
予備校のテキストさえ手にはいれば、十分に学習できるのでおすすめです。
テキストはフリマアプリで手軽に購入できます。

予備校のテキストを使えば、他の受験生に大きな差をつけられますよ。

③自分で答案を書く

いよいよ、自分で答案を書いてみます。

素材を集め、書き方を学んだだけで、「試験本番はなんとかなりそうだ」と勘違いしてしまう人がいます。
論文は練習しなければ、本番でうまく書くことはできません。

定番テーマをいくつか選び、自分で考えて答案を書いてみましょう。
よりたくさんの答案を書くほど、スラスラと書けるようになります。

答案を書いた後は、誤字脱字がないか自分で読み返してみることが大切です。

④答案を人に見てもらう

答案を書いたら、それで終わりではありません。
答案を周りの人から見てもらいます。
家族・友人・先生だれでも構いません。

読んでもらったら、分かりづらい表現や間違った日本語がないかどうか、教えてもらいましょう。
自分では気づかないことでも、他人が見ると違和感を感じやすいものです。

⑤答案を修正する

人からもらったフィードバックをもとに、答案を修正します。
さらに自分でも読み返し、よりよい答案に仕上げていきます。

ある程度納得のいく答案ができあがったら、答案の内容をあたまにいれておきましょう。
試験本番で、同様のテーマが出題されたときに役立ちます。

独学でも余裕で合格する人たちは、こうした対策を十分にしています。
自分で書いた答案が多いほど、合格に近づくことを知っているからです。

①素材を集める:面接対策にもなる
②答案の書き方を学ぶ:予備校テキストを活用する
③自分で答案を書く:定番テーマをできるだけ多く書く
④答案を人に見てもらう:フィードバックをもらう
⑤答案を修正する:答案を覚えて試験本番で使う

 

【警察官*警視庁】論文の「対策の時期」

「論文対策はいつから始めたらいい?」と疑問に思いますよね。
その答えは、できるだけ早くからです。

論文対策の流れで説明したとおり、やることはたくさんあります。
試験本番の一週間前からでは、とても間に合うものではありません。

できれば、教養試験と並行して対策に取り掛かることをおすすめします。
遅くとも試験本番の一か月前には、論文対策に本腰を入れてくださいね。

論文試験は教養試験と同じくらい重要です。
論文対策は面接対策にもなります。
「絶対に警察官に合格する!」という強い気持ちをもって、がんばりましょう。

*論文対策はできるだけ早く始めることが重要

 

【警察官*警視庁】論文の「おすすめ参考書」

論文対策で欠かせない参考書が「警察白書」です。
近年の犯罪動向や、問題となっている事例、警察が力を入れている取組が紹介されています。
面接でも問われる事柄です。
ざっくりで構わないので、目を通しておきましょう。

次に、「予備校テキスト」がおすすめです。
論文の書き方について、予備校の合格ノウハウが凝縮しています。
本来であれば予備校に通わなければいけませんが、フリマアプリで手に入ります。
予備校の論文対策テキストを使って論文の書き方を学ぶかどうかが、合否の分かれ目になります。

最後に、「模範解答集」が役立ちます。
警察白書でそれぞれの犯罪動向を調べるのは、とても手間がかかります。
模範解答集は、犯罪や交通事故の各テーマについて、基本知識や効果的な取り組みがコンパクトにまとまっています。
また、予備校テキストで論文の書き方を学んでも、いざ自分で答案を書いてみようとすると、手が止まってしまいがちです。
そこで、模範解答集をお手本として読み込めば、自分なりの答案を考えることができます。

*警察白書:論文と面接で問われる警察時事を学ぶ
*予備校テキスト:予備校のノウハウで論文の書き方を学ぶ
*模範解答集:警察時事を速攻で学ぶ・自分で答案を書くときのお手本

 

【警察官*警視庁】論文の「書き方」

おすすめ参考書でお伝えしたとおり、論文の書き方を学習するには予備校のテキストを使うべきです。
ここでは、かいつまんで紹介しますね。

①本文の書き始め

解答用紙に、題名や氏名を書く必要はありません。
一行目から書き始めましょう。
ただし、最初の1マス目は必ず空けます。

②読点・句読点と文末の処理

読点(、)や句読点(。)、鍵括弧(「」)、小さい文字(っゃ)は1文字として扱います。
ただし、行の最初のマスには読点や句読点、閉じ括弧(」)は記してはいけません。
前の行の最後のマスに、文字と一緒に記します。

③数字とアルファベット

2桁以上の数字や2文字以上のアルファベットは、1マスに2文字を記します。
ただし、NPO(非営利組織)などの略称は1マスに1文字ずつ記します。

④文末表現の注意

日本語の文体は、「だ・である調」と「です・ます調」があります。
論文では、「だ・である調」に統一するのが原則です。
「です・ます調」で書くと減点される場合もあるので、注意しましょう。
ちなみに、「おっしゃった」「うかがった」など敬語を使う必要はありません。

⑤字数の目安

「800字以内で述べよ」という場合、答案は9割の720字以上を目指しましょう。
採点者の心証としては、それくらいが望ましいからです。
最低でも8割の640字は超えなければいけません。
8割以下の場合、減点される可能性があります。

「800字以内で述べよ」という場合、答案は9割から11割の880字が目安です。
やはり、最低でも8割は必要です。

⑥文字の印象

丁寧で、濃い文字を書きましょう。
書きなぐったような乱雑な文字では、やる気や資質を疑われます。
また、薄くて読みにくい文字も印象がわるくなります。
筆圧の弱い人は、濃いめの鉛筆がおすすめです。

⑦課題文の熟読

論文の出題者は、「こういう内容を書いてほしい」という意図をもって出題しています。
したがって、課題文を熟読し、課題の意図を正しく把握することが大切です。

どれだけ優れた文章を書いたとしても、出題意図の把握ができていなければ、そもそも課題に応えていないことになり、よい評価はもらえません。
反対に、少しくらい文章構成のバランスや知識面で劣っていたとしても、出題意図の把握さえしっかりできていれば、それなりの評価がもらえます。

例文をみてみましょう。
たとえば、「警察官となって特に力を入れて取り組みたい仕事は何か、警察官の役割を踏まえて、あなたの考えを述べなさい。」という課題があったとします。

答案に書くべき内容はなんだか分かりますか?
それは3つあります。
①警察官となって特に取り組みたい仕事:取り組みたい仕事、その理由
②警察官の役割を踏まえて:警察の役割、①との関連
③あなたの考えを述べなさい:仕事に必要なもの、自分の取り組み方

課題文を3回は読み、囲みや下線で区切って、論点を正確に把握するようにしましょう。

⑧答案の構成

論文には優れた構成があります。
予備校で指導する書き方です。

犯罪や交通事故のテーマの場合、このようになります。
①定義:犯罪の特徴、近年の傾向
②重大性:犯罪がどんな影響をもたらすか
③課題:取り組みを行う上での問題点
④解決策:犯罪を防止するための取り組み
⑤まとめ:自分自身の抱負

「答案をどんな構成で書いたらいいか分からない」と迷う必要はありません。
構成をあらかじめ決めておき、試験本番ではそれに当てはめて考えましょう。

①本文の書き始め
②読点・句読点と文末の処理
③数字とアルファベット
④文末表現の注意
⑤字数の目安
⑥文字の印象
⑦課題文の熟読
⑧答案の構成

 

【警察官*警視庁】論文の「コツ」

短い文を積み重ねて書く

1つの文で主語と述語をいくつも使うと、なにを言いたいのか分からなくなります。
なるべく主語と述語はワンセットで、文を短くしましょう。

平易な表現で書く

求められる語彙は高校レベルです。
ムリに難しい表現や漢字を使っても評価は上がらず、間違いのリスクだけが高まります。
だれでも理解できる自然な表現を心掛けましょう。

主語と述語を対応させる

「AはBである。」という文章の基本を外すと、読みにくくなります。
主語が抜けたり、主語と述語が離れすぎないよう注意が必要です。

 

【警察官*警視庁】論文対策の「Q&A」

警察官の論文試験で、書いてはいけないことはある?

批評家タイプと思われるような文章を書いてはいけません。
どことなく他人事のように事件や犯罪を論じたり、行政や警察を批判したりすることは控えましょう。
未来の警察官として当事者意識をもち、前向きな姿勢を示すことが大切です。

メンタルが弱そうだと思われる文章も、書いてはいけません。
警察はポジティブで行動的な人を求めています。
肉体的にも精神的にもタフであることをアピールしましょう。

極端な考え方をしていると思われる文章も、書いてはいけません。
特定の政党や思想に関する主張は避けるべきです。
また、採点者の注意を引くために奇抜なことや個性的な文章を書く必要はありません。

 

誤字脱字が多いと、不合格になる?

不合格になる可能性はあります。

誤字脱字や漢字の間違いなど、形式面の採点は減点方式です。
間違いの数だけ減点が積み重なります。

一方、文章の論理性や表現力など、内容面の採点は加点方式です。
満点以上には加点されません。

たとえば、100点満点で50点が合否のボーダーラインだとします。
内容面が60点・形式面がマイナス15点であれば、得点は45点になり不合格になってしまいます。

予備校のテキストで書き方を学び、つまらないミスを量産しないよう注意しましょう。

 

論文が苦手で不安なときは、どうしたらいい?

得意なテーマをいくつか用意しておきましょう。

警察官の論文試験では、出題テーマが限られています。
そこで、知識や問題意識がある程度豊富なテーマを用意しておけば、多くの出題テーマに対応しやすくなります。

例文をみてみましょう。
たとえば、「高齢者の死亡事故を防止するために、どのような取り組みを行うべきか」
「最近の社会情勢を踏まえ、安全・安心な社会を実現するために、どのような取り組みを行うべきか」
という課題があったとします。
この場合、「高齢者の事故対策」というテーマを用意しておけば、どちらの課題にも対応することができます。

得意なテーマをいくつか持つことで、「どんな課題が出題されても何とかなる!」と自信がつくはずです。

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